生姜(しょうが)は、「しょうが」なくない。

こんにちは、したろうです。

今日は、養生訓(貝原益軒)にも頻繁に出てくる生姜(しょうが)についてお話したいと思います。

生姜は、もともとアジアが原産で、中国では古くから中医(漢方処方)の薬として利用されてきました。

中国では、生を生姜を(しゃんじゃん)、乾燥したものを乾(干)姜 (がんじゃん) と呼びます。

中国の古書には、「生姜は百邪を防御する。」と書かれており、そこには、新陳代謝を促し、体を温め、冷え症、健胃、嘔吐、せき、むかつきなどに効果があるとされてきたそうです。

突然、中国の話題をお話ししたので驚かれたでしょう。
今日は少し、私と中国とのかかわりについてお話したいと思います。

私は、五十八歳から六十二歳まで中国の大学で教鞭をとっておりました。

住まいは、大学内にある外国人専用宿舎です。この宿舎は、大学の敷地内にあり通勤の不便さはありませんでした。

私は、単身で赴任したのですが、あてがわれた部屋はファミリータイプの構造で大きめの広さの2DKでした。
他にシャワー室兼トイレ兼洗面所の部屋があり、キレイとは言えないまでも、私には十分すぎる所でした。
宿舎なので家賃は無料で電気代以外は、学校が負担してくれました。
ここで私は、四年間過ごしました。

外国人専用宿舎なので、ここには英語圏の人や中東からの先生も住んでいました。
英語があまり得意ではない私は、宿舎内の外国人との交流は少なかったのですが、同じ棟にいた医学部の先生とは多少の下心もあり、交流しました。

単身で中国での生活において、一番不安なのは健康面です。一応、大学内には病院もありますが、急な時に、お医者さんの友達がいれば精神的にも安心感があります。

この医学部の先生は、中東から来た気さくでいい方でしたが、この方から、少し日本語が解かる中国人の中医の先生(近くの別の大学の先生)を紹介して頂きました。

私の大学には、日本人は私しか、いませんでしたのでいろいろな面で、この中医の先生にはお世話になりました。中医の知識の他に、中国での生活面でのアドバイスを受けたり、旅行などもお供しました。
これから先、この先生のことを「りゅう先生」と略して書くことにします。

私も、いつしか中医に関心を持つようになり、中国での四年間は、薬膳や中医(漢方処方)の勉強に熱中するようになりました。

これから、時々、この中国の先生から教えて頂いたことや中国での生活について、このブログで紹介していきたいと思います。

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