早起きは三元の徳?

こんにちは、したろうです。
早起きしてますか?
だんだん、年齢を重ねるほどに、早起きになるそうですよ。
私は、中国にいた時に、早起きが習慣になりました。
概して、中国人は早起きです。
私が住んでいた所では、朝の六時前から、ゥパァ、プゥパァ」とトラックのクラックションが、やかましく、鳴り響きます。
当然、愚痴も出ます。
私は、関西人ではありませんが、
「こんな中国のド田舎で、あんたら、朝から、なにしてまんねん。」とつっこみを入れたくなります。

私が勤務した大学の一限目は、八時半から始まります。
私も、週に、二日ほど一限目からの授業がありましたから、自然に早起きが習慣になりました。

学生さんも、だいたい六時には、目を覚まして授業の準備をするそうです。
中国の大学は、基本的に全寮制です。
日本の公団住宅みたいな作りのマンションで、一部屋に、だいたい五、六人が集団で生活をします。
食事は、学食で賄います。朝早くから、そこで、豆乳と揚げパンを食べるそうです。
基本的に、自炊は御法度だそうです。
部屋に隠していた炊飯器が、見つかり没収されたと悲しそうに話している学生を見たことがあります。

そして、一限目の授業がある教室に、午前七時過ぎには来ています。
大学の規則で、自習をしなければならないそうです。

そんな、早起き、シチャイナ学生さんに、中国にも、「早起きは、三文の徳」って「ことわざ」があるのか聞いてみたことがありました。
日本の「ことわざ」は、中国由来のものが多いからです。
日本で三文は、現在の価値でだいたい、百円弱だそうです。
ちなみに、中国の三元は、日本円で五十円弱です。

その学生さんが言うには、直接的なものはないが、「同じような意味のものはある」と教えてくれました。
それは、起三朝當一工」(ザオチィサンチャオダンイーゴン)といい、
「三日続けて早起きすれば、一日分の仕事に匹敵する。」との意味だそうです。

中国の「ことわざ」は、「三日で一日分」ですから、中国の方が「早起きへの価値観が高いのかな?」なんて思ったりしました。

貝原益軒養生訓にも、早起きを推奨する記述がありますし、りゅう先生の話では、朝早く、太陽の光を浴びるのは、うつ病の改善にも効果があるとも言われていました。

もしかしたら、早起きは、三文以上の価値があるのかも知れませんね。

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