あんさんは、杏(あんず)が好きですか?
こんにちは、したろうです。
突然ですが、女優の杏(あん) さんをご存知ですか?
あの渡辺謙さんの娘さんです。旧芸名は、渡辺杏さんだそうですよ。
最初は、渡辺杏という本名で女優されていたんですね。
それから、改名されて、現在、杏と名乗られているそうです。
杏の漢字の読みは、音読みでキョウ、アン、コウと読み、訓読みで「あんず」と読みます。
杏に子をつけて、「アンズ」と読みますが、人名になった場合は、「キョウコ」とも読むそうです。
「あんこ」とは読みませんね。
日本語の難しいところです。
中国語でも、「杏子」のことを「杏子」と書きます。
同じですね。中国語の発音は「シンズ」です。どこか、発音も似てますね。
杏子(アンズ) の原産地は、中国北部の山岳地帯と云われています。
紀元前2~3世紀ごろには栽培されていたようです。秦の始皇帝の時代の頃ですかね。
中国では古くから、種の中にある「杏仁(きょうにん)」を咳止めとして利用していたそうです。
この杏仁は、「アンズ」の種を割ると、中に硬い皮に包まれた白い実が入っています。
これが、『杏仁(きょうにん)』です。
別の読み方で「杏仁(あんにん)」とも呼ばれています。
これを使ったデザートが「杏仁豆腐」(あんにんどうふ) です。
りゅう先生の話によれば、昔から、中国では、この「杏仁」を使って、お薬を処方していたそうです。
中国の故事で、昔、董奉(とうほう)という名医がいて、貧しい患者から治療費をとる代わりに杏の実を植えさせ、やがて、そこに杏の林ができたというお話があります。
これに由来し、中国では、「杏林」は名医を指す言葉として知られているそうです。
日本では、「きょうりん」と発音します。
どこかで聞き覚えがありますよね。
そんなアンズですが、果物の中でもβ-カロテンをとても多く含んでいます。
特に干したアンズ、ドライフルーツのアンズには生の状態よりもβ-カロテンを多く含んでいるそうです。
中国では、スーパーで山のように「ドライフルーツ」が、売られています。
それも、めっちゃ、安いです。
中国の場所にも寄りますが、私が赴任していた地域では特に、フルーツが格安でした。
りゅう先生によれば、杏子に含まれるβ-カロテンは、目や皮膚の健康に効果的といわれ、抗酸化作用もあるので、ガンや老化の予防にも期待されているそうです。
そして、杏子は、高血圧や貧血の予防に役立つとされるカリウムや鉄も多く含み、さらに食物繊維も豊富だそうですよ。
私は、杏子の効能について、あまり、アンズることなく、食べていました。