「楊貴妃」も好きだったライチ
こんにちは、したろうです。
最近、外食に行きましたか?年齢を重ねると外出する機会もめっきり減りますよね。
そんな時には、お家でプチ贅沢もいいですね。
近頃は、デリバリーも充実していますから、今は、なんでもありますよね。
和食は、もとより、中華料理、フランス料理などの西洋料理などの種類も豊富ですね。
中華料理といえば、中国の地方の名前が、ついていますね。
例えば、北京料理、上海料理、広東料理、四川料理などが日本でも有名ですね。
中国では、このほかに、山東料理、江蘇料理、安徽料理・浙江料理・福建料理・湖南料理なども有名だそうです。
日本で、中華料理を食べに行ったらデザートに、「必ず」と言っていいほど出てくるのは、「杏仁豆腐(あんにんどうふ)」ですよね。
でも、今の中国では、「デザートに、「杏仁豆腐」は出てきませんね。」というより、スーパーにも売ってません。
私も、本場、中国の「杏仁豆腐」を食べたくて、レストランやスーパーで探したのですが売っていませんでした。
学生さんに聞いたら、「ムカシ、クスリとしてに使っていたそうです。イマでは、ダレも食べません。」と教えてくれました。
中国のレストランなどで、デザートとして出てくるのは、だいたいフルーツが多いですね。
私が赴任していた地域は、「農業大国」と呼ばれている所だったので特別かもしれませんが。
フルーツの中でも、少し、高級感があるライチもよく出てきます。
このライチは「美の果実」とも呼ばれ、世界三大美女のひとりである楊貴妃が、こよなく愛したことで有名です。
楊貴妃が、「ライチが食べたい、食べたい」というので唐の玄宗皇帝さんは、中国本土でも、なかなか出回らないという特別のライチを、数千里も離れたところから運ばせたといわれています。
そして、それを食べた「楊」さんは、にっこり微笑んだそうです。
私だったら、文句の一つも言いますね。「ありがとう、ゆわへんのカイ~!?」と、吉本新喜劇風に。
その品種は、今でもあり、「妃子笑(ひししょう)」と呼ばれているそうです。
このライチ、茘枝(レイシ)と同じものなんですね。名前が違うだけです。中国語で、ライチは、「茘枝(リーチー)」と発音します。広東語の発音では、「ライチー」っぽく聞こえます。
りゅう先生の話では、ライチは、中国では古くから、強壮剤として用いられていたそうです。また、「縁起の良い果物」とも、されているそうです。
そして、ライチには、葉酸やビタミン類、カリウムや銅などのミネラル類やポリフェノールなどが豊富に含まれているため、貧血を予防する効果や高血圧を予防する効果、動脈硬化を予防する効果などもあるそうです。また、美容にも良いそうです。
そして、りゅう先生は、私に同伴した日本語学科の学生さんに、「ライチを食べたからといって、美人になるとは限らないよ」とりゅう先生にしては、珍しく冗談を言っていたそうです。学生さんの中の一人は、「楊」さんという名前でした。