ゴボウは、日本人だけしか食べないの?

こんにちは、したろうです。

旬の食材は、食べる薬とも云われています。

今日は、秋冬が旬と云われるゴボウについて、お話したいと思います。

ゴボウの由来

ゴボウの原産地は、中国東北部からシベリア、北欧にかけての広い範囲と言われています。
しかし、日本での自生はなく中国から伝わったものと考えられます。
縄文初期の貝塚からもゴボウの種が発見されたという話もありますが、本格的に栽培がおこなわれるようになったのは、江戸時代になってからのようです。
当初は、
利尿作用や解毒効果がある「漢方薬」として利用されていましたが、次第に、味噌汁や和え物に入れて、ゴボウの独特の歯ごたえと、その風味を味わったそうですよ。
ですから、ゴボウ
根を食べるのは日本人だけらしく、中国では、ゴボウは古くから中医の材料として利用されているそうですが、食べる習慣はないとのことでした。

ゴボウは、中国語で牛蒡(ニョウバン)と書きます。
日本語のゴボウの漢字と同じですね。
なぜ「牛」かと云うと諸説ありますが、中国では、大きなものを表すのに「牛」という字を使う場合があります。
そして、
蒡は、中国の「蒡」という草に似ていたので「蒡」より大きな草だったので「牛蒡」となったとの説と。
ゴボウの形が牛の尻尾に似ていたからとの説があるようです。
いずれにしても、少し、無理があるように思います。
私だったら、根棒(ネボウ)とか、旨棒(ウマイボウ)とか、ネーミングしますけどね。
ちょっと、上手いこと言いましたかね。

日本人は、根っからのゴボウ好きですよね。

ゴボウの成分と選び方

ゴボウは、ほとんどが食物繊維で不溶性食物繊維の「リグニン」や食物繊維に含まれる炭水化物の一種であるイヌリンが含まれているそうです。
リグニンは、便秘解消に効果があるとか、イヌリンは、整腸作用があるそうですよ。
意外にも、カリウムやカルシウム、マグネシウムなどのミネラル類も豊富に含んでいるそうです。

近所の八百屋さんにゴボウの選び方を聞いてみたら、
①ひげ根は、少ない方がよく、おうとつが少ないもの。
②あまり大きくなく、太さは同じ程度のもの。

③乾燥していないもの。
④土付きでひび割れがないもの。
が良いそうです。

ちなみに、洗ってあるゴボウは、湿らせた新聞紙で包み、保存袋に入れて野菜庫で保存すると良いそうですよ。

 

土付きゴボウがいいのね!

御坊の言葉には、深みがありますね!