中国に温泉はありますか?
こんにちは、したろうです。
秋もだんだん深まり、行楽のシーズンになりましたね。
紅葉を見に、「いこうよう」なんてね。
日本で行楽といえば、温泉旅行が定番ですよね。
実は、中国にも、温泉はあるんです。でも、日本の温泉のイメージとはだいぶ違いますね。
中国人は、そもそも、湯船に「つかる」という文化や習慣がありません。
温泉に入る時は水着で入ります。感覚的には温水プールのようです。泳ぐことも自由です。そして、温泉に入るには高額の入浴料が必要です。
中国人で、温泉に入る人たちは、一般に裕福な方が多いみたいです。
中国で、歴史的に「温泉好き」といえば、楊貴妃と玄宗皇帝が有名です。
玄宗皇帝とは、唐の第6代皇帝で、若い時は名君であったのですが、晩年は楊貴妃さんに溺れて内乱を招いた人です。
中国で唐の時代と云えば、日本では奈良時代ですかね。中国が、日本に多大な影響を与えた時代ですよね。
楊貴妃といえば、言わずと知れた中国の四大美人(楊貴妃、貂蝉、西施、王昭君)の一人です。また、「クレオパトラ」、「小野小町」とともに世界三大美女としても有名ですよね。
学生さんから聞いた話では、二人とも、大の温泉好きで玄宗皇帝は、楊貴妃のために「華清池」という温泉地に豪華な温泉施設を作って、冬場は、そこで朝から晩まで一緒に温泉に入っていたそうです。
今でも、西安(長安)に行けば、その遺跡が見られるそうです。
玄宗皇帝と楊貴妃の年の差は、34歳だったそうです。羨ましいですね。
でも、一般の中国人は、シャワーか、足湯で我慢します。
私も、中国赴任時は、宿舎に湯船がなかったのでシャワーと足湯で、しのぎました。
でも、実は、足湯って、とっても「健康」に良いんですね。
りゅう先生の話では、まず、足の血流がよくなると、むくみの原因である余分な水分や老廃物も一緒に流れていき、全身も温かくなり、副交感神経が優位に働くようになるそうです。その効果で安眠にも役立つそうですよ。
先生から聞いた足湯の方法としては、中国には足湯専用のバケツが売ってあり、それに、まず、「ふくらはぎ」の半分ぐらいまでお湯を注ぎます。椅子を用意して、それに座り、用意した専用バケツの中に足を入れます。お湯が冷めてきたら、差し湯でつぎ足すというやり方です。私の場合、日本から持ってきた入浴剤を適量いれて、温泉気分を味わいました。目をつぶれば、日本の温泉の風景が浮かんできたことを覚えています。
ここで、一句。「足湯で疲れを吹っ飛ばす。」(フットバス)