人間の寿命って何歳が限度か知っていますか?

こんにちは、したろうです。

最近、高齢者の運転で交通事故が多発していますね。

私も若い頃に比べて反射神経や運動能力は格段に落ちているとの自覚があります。

そして、運転する時は事前の体調管理も十分にした方がよさそうですね。

特に、居眠り運転にならない様に睡眠と休養は十分に取りたいものです。

運転にも運転寿命ってあるのですかね?

一応、免許更新の際に70歳から74歳までは2時間の高齢者講習、75歳以上の高齢者は認知機能検査と高齢者講習を受けることが義務付けされているみたいですね。

これにクリアすれば、法律的には次回の更新まで運転することが認められるわけですよね。

私自身も、高速道路での運転中に怖くなって高速道路から降りた経験があります。

夜、雨が降っていて視界も悪かったのですが、視力も相当落ちてることを実感しました。

今後の自家用車の購入についても、一考する価値がありそうですね。

人間の寿命

人間の寿命ってだいたい何歳でしょうね。

貝原益軒先生は、江戸初期に活躍された方ですが、養生訓には、人間の寿命は百歳をもって上限とし、中寿は八十歳、下寿は六十歳。けれども世間には五十歳未満で亡くなる人も少なくないと書かれています。

そして、長生きできない理由として養生の方法を知らないからで十人のうち九人までは、自らの不養生で健康を損ない短命だと記されています。

そして、なによりも益軒先生は長生きしょうとする意志があれば、人間の力でどうにでもなり、それを疑ってはならないと断言されています。

現代は、当時より医学も進み、当然のごとく平均寿命も延びています。益軒先生が言うように人生100年もまんざら不可能ではないかも知れませんね。

日本には、現在5万人以上の100歳以上の高齢者がおられるそうです。そして今後、高度医療の発達によりますます増えるとの予想がなされていますね。

人生は五十歳から

益軒先生は、人間は50歳ぐらいにならないと人生の道理も楽しみも分らないと言っています。

若いうちは知識も経験も足りないし、血気さかんで後悔することも多い道理もわからない。五十歳を超えたら今まで出来なかったことが出来るようになり、新たな学問や知識を得ることができる。これは、長生きしなければ得られないことだと断言されています。

今で言うとリカレント教育みたいなものでしょうか。

若いころに興味があった物事に対して、定年後時間が出来て探ってみるのも楽しいかも知れませんね。

また、当時と違って色々な価値観があり、割と自由に行動できる時代ですよね。これから、どんどんやりたかったことをやっていくのも良いのかも知れません。

活力を維持するには

やりたいことをやるにはまず、健康でなければなりませんね。

健康であるためには、生き生きとした活力を保つことが基本です。

そのためには、まず活力を害するものを除去することと活力を養うことだと益軒先生は養生訓に記されています。

その方法として、活力を害する自身の欲望と外的要因の除去(経済や気候変動など)。

そして、飲食や運動などにより活力を養うこととされています。

この例えとして、水田と同じで、稲を害する雑草を取り除いて水量に気を配り肥料を与えて稲を育てるようなものです。あるいは、悪を取り除いてから善行を積むようなものであると養生訓には記されています。すなわち、気力を損なうことを減らし、活力を充実させることが健康法の肝のようです。

人生の楽しみ

益軒は養生訓で人生の楽しみを三つに分けている。

一つは人の行う道から外れずに善行を楽しむこと。

二つには、健康で気持ちのよさを楽しむこと。

三つ目は長生きして人生を存分に楽しむこと。

としています。

一つ目の善行を楽しむこととはどの様なことでしようか?

現代で言えば、ボランティア活動的なのでしょうかね。

二つ目は当たり前のような気がしますが、病気の時には健康のありがたみがよく分かりますね。いつまでも健康を感謝出来る自分でありたいと思います。

三つ目における人生を楽しむとはどのようなことかまだよく理解出来ていませんが、今後、この養生訓や貝原益軒の代表的な著作の一つである「楽を読み解き、研鑽したいと思います。

そして、ここで益軒先生はいくら裕福で社会的地位が高くても、この三つがなければ真の楽しみにはほど遠いとしてお金や地位などはこの三楽に含めないと記しています。

確かに、どんなにお金や財産があっても病院でベットから外を眺めていたのでは楽しくないし、有意義に使うことも出来ませんね。

健康法を学ぶ

貝原益軒は曰く、どんな仕事にも技術があり、その技術を習得するには学ばなければならない。同じように大切な身体の健康を維持する方法を学ばなくて、どうして長生きができるでしようか?と仰っています。

また、取るに足らない芸事などには一生懸命になるのに健康のことになると学ぼうとしないのは不思議であり、お金にはかえられないはずであると嘆かれています。

現代においても、日頃はあまり健康法については意識しないで生活することが多いですよね。時々、テレビで健康に関する番組を見たり、サプリメントを飲んだりするのが一般的な家庭ではないでしようかね。

私もこれから先、健康寿命を延伸するために温故知新の思いで養生訓を研鑽していきたいと思います。

 

まとめ

人間の寿命はよく養生すれば百歳まで生きられる。人生は五十歳からの人生が楽しく面白い

真の楽しみは健康が前提である。

健康法は技術であり、体得するには学ばなければならない。

長生きすれば、新たな喜びや楽しみも出てくる。