麻婆茄子(マーボナス)って、中華料理?
こんにちは、したろうです。
旬の食材は、食べる薬といわれています。
今日は、夏と秋が旬の茄子(ナス)について、お話したいと思います。
どうして、茄子(ナス)は、あんなに、美味しいんでしょうね。
東北弁でいえば、「ナスて、ナスは、いぎなり、うめんべか? 」となるんでしょうか?
茄子(ナス)の旬は、夏と秋の二回あるそうです。
特に、「秋ナスは、嫁に食わすな。」といわれるぐらい美味しいといわれていますよね。
ただ、漢方的にも、茄子(ナス)は身体を冷やす効果があるため、お嫁さんの身体を気づかったからという説もありますね。
でも、それだったら、別の言い方の方がいいですよね。
例えば、「秋ナスは、身体が冷えるから、お嫁さんは控えてね」とか。
あまりにも、「嫁に食わすな。」の言い方は、お嫁さんに対して誠意が感じられません。梅宮辰夫さんだったら、激怒すると思います。
茄子(ナス)の原産地はインドで、紀元前五世紀ごろには、中国でも栽培されていたようです。
日本には、六世紀頃に中国から伝えられたそうです。
中国語でも、茄子(ナス)は、茄子です。発音は、(チェズ)です。
中国人は、集合写真を撮るときに、必ず、「イー、アー、サン、チェズ」といいます。
日本風に言えば、「イチ、ニイ、サン、チーズ」ですかね。
私が、勤務していた大学は、総学生数、約四万人で基本的に全寮制です。
学生さんのお昼の食事は、一斉に、学食か、近くの軽食屋さんで済まします。
留学生も多いので、世界中の軽食があるといっても過言ではありません。
当然、中華料理(現地では、国内料理)も、北京料理のほか、多様な種類があります。
私も、二限目の授業がある時は、よく、学生さんと一緒にランチをしました。
行きつけは、日本で言えば、「学生街の定食屋」って感じでしょうか?
そこには、中国語のメニューが置いてあり、当然、私は、読めません。
ある時、学生さんに、
私、 「本場中国の麻婆茄子、注文して。」
Aさん 「マーボーナス?」
私、 「マーボーナスじゃなくて、麻婆茄子!!」
Aさん 「チュウゴクには、マーボナスはナイデス」
私、 「そ、そうなのね」
実は、麻婆茄子は、日本料理だったのです。
四川省の麻婆豆腐から、ヒントを得た、れっきとした日本料理だったのです。
りゅう先生の話では、古くから中国では、茄子(ナス)は、熱を取り、血液の流れを良くし、腫れを治す効果があるといわれているそうです。
そして、茄子(ナス)の皮には、強い抗酸化力があり、コレステロールの吸収も抑える作用もあるそうです。ただ、冷え性の人や咳の出やすい人は、多食を避けたがよいそうです。
今夜は、ボーナスをもらった気分で、「マーボナス」を食べてみませんか?