天命ってあるの?

こんにちは、したろうです。

最近、世の中のスピードが速く感じませんか?

ついて行けるかと思ってしまいます。

そして、自分は何歳まで生きるのだろかと考えたことないですか?

養生訓における寿命(天命)の考え方

貝原益軒は、「人間は長寿なもので生まれつき短命な人は少ない…」と述べています。

中国の思想家 老子「人の命は我にあり、天にあらず。」と残しているそうです。

人の命は本人の養生しだいで天命などではなく人の行いで決まるということでしょうか。

養生訓では、分かりやすく物事を説明する為、簡単な例え話がよく出てきます。

たとえば、「炭火は深く埋めておけば長持ちするけれども、風に当たればすぐに消えてなくなる。」

「みかんは、常温で部屋に出したままより、暗くて涼しい所の方が長持ちする。」など人間の寿命について分かりやすく説明されています。

飲食についても「例えば、植物に、水や肥料をたくさん与えすぎると枯れてしまう。」などなるほどと思わせる比喩も多いです。

益軒は幼いころから虚弱で病気がちだったので、養生の術を学び、養生をしたから85歳迄健康で楽しく生きられたのしょうね。

丈夫に生まれていたら、また違った人生だったかも知れません。

まさに、益軒の言葉は空理空論ではなく、実践者としての言葉ですね。

体験者の言葉は説得力があります。

長寿の心得(心の健康法)

益軒は、体の管理の大切ですが心の管理も重要としています。

「心を穏やかにして怒りと欲を抑え、憂いや心配事を少なくすること。」が体の健康にも繋がるとしています。

確かに、血圧はその時の精神状態により数値が変動しますよね。

「怒り」が心にある時は、当然のように血圧が上がり、脳梗塞や心筋梗塞の原因になりますね。

血圧は交換神経が活発な時は高くなる傾向があり、副交感神経が活発な時は低くなるそうですよ。

やっぱり、心と体は一つなんだと感じますね。

でも、なかなか憂いや心配ごとを少なくすることって難しいですよね。

最近、私はこれらのことがある場合、まずは、受け入れて分析し、対処できることは対処し、そして、心配しても解決しないことは「それもありかもね」とか、「しかたない」とかと考えるようにしています。

養生の基本

益軒は、「飲食、色欲、労働が過度になれば元気がなくなる。」また、「娯楽、睡眠も度を超せば気力が衰えてしまう。」消耗と停滞が養生の敵だと述べています。

確かに、この歳になると食べ過ぎやの飲みすぎは翌日の体調を悪くし、毎年回復力が遅くなっているような気がしますね。

仕事も以前みたいに無理はききませんね。疲れやすくなったと感じますしね。やっぱり、自分の体と心を気遣いながら働かないといけないということでしょうね。

益軒も適度の労働は奨励しています。

しっかり、体を動かせば心と体も軽やかになり、胃腸の消化も良く、血液の循環もよくなって病気にかかりにくくなるといっています。

私の友人も最近、地域ボランティアをに参加するようになり、体の調子がよくなったと言っていました。

体を動かすことも、さることながら他者のために役に立っていることが心の充実感にも繋がっているのでしょうね。

私も時々、アルバイトで身体を動かす仕事をしますが終わった後、気持ちがよく気分が晴れ晴れする時がありますね。

身体の循環も良くなり、気分も晴れやかになり、多少なりともお金も入るので老後も仕事をすることも必要でしようね。

まとめ

天命はここがけ次第

過度の労働、飲食は病気の元

適度な労働は心も晴れやかになる

ボランティア活動は生きがいに繋がる