ひまわりの種、食べたことありますか?
こんにちは、したろうです。
最近,近所を散歩していたら、ひまわりの花が咲いていました。
ひまわりを見ると中国を思い出します。
こう書くと、さぞ、雄大なひまわり畑を連想されることでしょう。
「さにあらず」です。
中国人は、ひまわりの種が大好きです。どこででも食べます。
電車の通路は、ひまわりの種の殻だらけです。
そのために、清掃員が、一定の間隔で巡回にきます。
「あんたら、どんだけ、ひまわり好きやねん。」と関西の芸人さんだったら突っ込みを入れたくなるほどです。
そう言う、私も、今では、「ひまわりの種」の愛好者です。
きっかけは、数人の一年生の学生さんとサイクリングに行った時の事でした。
学生さんは、各人、思い思いの好きなお菓子を持参します。
一概に言えませんが、沿岸部出身の学生はケーキ系の甘いもので、中央部出身の学生さんは辛いものが好きみたいです。
特に、鶏の足の干物は、好んで食べています。
その様な中で、ひまわりの種を持ってきた学生さん(女性)がいました。
Aさん「センセイ、タベテ」
私 いや、大丈夫。いらない。
Aさん「センセイ、オイシイ、タベテ」
一応、日中友好を前提に中国に来ている私ですから、これ以上拒む理由が見つかりません。
しかたなく、そのまま、一粒、恐る恐る口に含みました。
Aさん「チガウ、チガウ」
と言って、自分の口に入れると、器用に、口の中で殻と実を分けます。
「私の心の声」
「私に、そんな口芸、出来るわけないでしょう。」
そんな私のオーラがAさんに伝わったのか、口に含んでは、実を出し、口に含んでは実を出す作業を始めました。
そして、それを、私に差し出すのです。
「私の心の声」
「何?これを食えってか?」
多少の躊躇のあと、日中友好のためにも、口に含みました。
中国のひまわりの種は、一般に、殻のところに塩や香辛料がまぶしてあります。
その味は、なんとも知れないエキゾチックなものでした。
もちろん、その日から、ひまわりの種の虜になったことは言うまでもありません。
りゅう先生の話によれば、ひまわりの種にはリノール酸が含まれていて、動脈硬化の予防に効果があり、体内の余分な塩分を排出してくれる作用のあるカリウムも含んでいるので、高血圧の予防になるそうですよ。