李(スモモ)は、桃の仲間ですか?

こんにちは、したろうです。
今日は、中国での教員時代のお話をしたいと思います。
中国人の姓は、日本のように多彩ではありません。
授業の前に出席をとりますが、似た姓がとても多いのです。
授業の方法は、「日本語のみで授業をする」、いわゆる「直接法」です。
新任時、教務から「授業で一切の中国語は使ってはいけません。」と念を押されました。
「言われなくても、私は、中国語は話せません。」と、叫びたくなる気持ちをグッと抑えた記憶があります。
ですから、出席の確認も日本式に、1番、〇〇〇さん、2番〇〇〇さんと点呼します。
例えば、「王昭君」さんの場合、中国語の発音では、ワン、チャオ、チンですが、「一番、おうしょうくんさん」と呼びます。返事も、「はい」です。
学生さんも、当初は、自分の名前に慣れません。

中国で多い姓のベスト5は、「王」「李」「張」「劉」「陳」だそうです。
なんと、王さんと李(り)さんは、それぞれ一億人近くいるそうです。

李 は、日本の季の字に似ていますが違います。
日本で李は「スモモ」と呼びます。
あの「スモモも桃も桃もうち」「スモモ」です。
中国では、「スモモは、桃の仲間ではない。」と学生さんが言っていました。

中国では、ナツメ、スモモ、アンズ、モモ、クリを「五果」と呼び、内臓の働きを良くする果物として、好んで食べているようです。

りゅう先生の話として、スモモは、肝機能を正常にさせる働きがあり、二日酔いや日射病などにも有効だそうです。また、生理不順から起こる肩こり、のぼせ、頭痛などにも効果があるそうです。そして、ペクチンなど水溶性食物繊維が多く含まれていて便秘予防にもよいそうですよ。

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