「ナツメ」といえば?

こんにちは、したろうです。
ナツメといえば、何を連想されますか?
夏目雅子さん?それとも、アナウンサーの夏目三久さんでしょうか?
三久さんは、ミクさんとお呼びするのですね。
子供の頃のあだ名は、「サンキュー」と呼ばれた可能性は高いと思うのは私だけでしょうか。

それから、夏目漱石さんが、いらっしゃいますね。
夏目漱石という名前は、本名ではなく、ペンネームだそうですよ。
本名は、夏目金之助さんです。このペンネームの由来は、中国の西晋時代の故事にある「漱石枕流(そうせきちんりゅう)」からだそうです。
漱石枕流の意味は、「負け惜しみの強いこと」や「ひどく無理矢理なこじつけのこと」などです。
漱石さんは、なかなか、ジョークのセンスがありますね。

    • 今日は、漱石枕流」風に、食べ物のナツメについて、お話をしたいと思います。

      中国の鍋には、必ずといっていいほど、このナツメが、ぷかぷか浮いています。
      形は小さなリンゴに似ていて、鍋に入っているのは乾燥させたものです。

      不思議に、鍋料理で出てくるナツメを中国人がむしゃむしゃ食べてるところを見たことがありません。
      私も、試しに食べてみましたが、乾燥してあるためか、ぱさぱさして美味しくありませんでした。

      ナツメを食べるといえば、赴任した地域では、初老のおばさんたちが、棒に刺したナツメをリンゴ飴ふうにして売り歩いていました。

      乾燥させたナツメを中国では、「大棗」といいます。「ダーザオ」と発音します。
      日本でも、「大棗」と書いて、「タイソウ」といいます。
      りんごに比べて、あまり大きくないのに、タイソウとは、タイソウな名前ですね。

      この「ナツメ」の効能について、りゅう先生に聞いたことがあります。
      古代中国では、棗(ナツメ)、李(スモモ)、杏(アンズ)、 桃(モモ) 、栗(クリ)「五果(ごか) 」と呼び、この「五果(ごか) 」の一つであるナツメ」も五臓を養う働きがある重要な果物として重宝されてきたそうです。
      五果の中国語の発音は、「ヴーグォ」です。

      先生によるとナツメは、鉄分をはじめカリウム、マグネシウム、リンなどのミネラル類や葉酸やナイアシンなどのビタミンB群も多く含まれているそうです。
      また、食物繊維などを豊富に含むそうで、昔から中国では、貧血に良いといわれているそうです。
      そして、胃腸の調子を整えるため、気持ちが落ち込んで眠れない時食欲不振の時にも、いいそうですよ。更年期のイライラや不安感にも、良いと仰っていました。

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